遺品は故人の大切にした品々です。日常使われていた物、人形、お守り、写真をご供養するのに
「お焚き上げ」というものがあります。
「お焚き上げ」とは
日本では「万物に霊魂が宿る」と考えられ、古い道具は神様になるとも信じられてきました。
故人が愛用していたご遺品は魂が宿ると考えられているため、炎で浄化し、その魂を天に返してきました。
この炎で浄化する事を「お焚き上げ」といいます。
「お焚き上げ」するには
人形供養を引き受けているところでは、人形以外を依頼する事ができない場合もあります。
お近くの神社仏閣に、何を引き受けてくれるかを確認してください。
当社でも合同供養という形で、ご対応しております。
「お焚き上げ」をする時期について
神社仏閣では、常に引き受けてくれる所と、期間を設けているところがあります。
ご自身で供養をされる場合は、どこで供養できるか探さないといけませんので、希望する日に供養をしていただけるか確認をしましょう。
「お焚き上げ」の費用について
相場は数千円となります。
また現場供養という、故人が住まわれた部屋で行う供養の場合は、1万から3万程度とお考え下さい。
当社では、合同供養とすることで料金を頂いておりませんが、一般であれば無料でのご供養は殆どありません。
正しい料金については、ご希望される神社仏閣にご確認ください。
ご遺品を整理されていると、生活ゴミや家電のような不要品がでてくることがあります。
行政には、ゴミの出し方や量にルールがありますので確認をしましょう。
細かいゴミの種類
一般的な家庭ゴミであれば、普通にゴミの集積日に出すことができます。
行政では有害性、危険性があるものを収集できないところがあります。
液体ゴミや衣類乾燥機、薄型テレビなどの家電、金庫など、わからない事があれば確認をしてください。
鉄アレイやボーリングのボールのように、小さくても粗大ゴミ扱いの物もございます。
回収できるゴミの量
行政や自治体では、回収する個数に注意をしてください。
例えば、ゴミ袋なら3つ、粗大ゴミなら10個など一回で回収する量が定められています。
処分したいものが多くある場合、確認をしてください。
定められた回収日
一般ゴミや粗大ゴミには回収日があります。
粗大ゴミは概ね予約制です。予約が立て込むと希望日時に回収できない事がありますので、 直前で予約を入れずに前もって予約をいれるようにしてください。
不法投棄しやすい粗大ゴミ
基本的に粗大ゴミは申込制です。事前に自治体に申し込みをし、粗大ごみシールをコンビニで購入する必要があります。
また、粗大ゴミ扱いになる品目が細かく分かれているために、一般ゴミと思って出したものが回収されずにいる場合もあります。
集合住宅では粗大ゴミ置き場を決めているところ、決めていないところがあります。
お住まいの条件を確認し、不法投棄しないようにしてください。
行政代執行があるゴミ屋敷
お住まいの地域によって異なりますので確認をしておきましょう。
東京都中野区では「中野区物品の蓄積等による不良な生活環境の解消に関する条例」というのものが平成29年6月21日に施工されました。
中野区は居住者に対して「指導・命令・勧告、ゴミ処分の代執行と、かかった費用の請求」が可能です。
さらには「罰金を科す」ことも可能な条例です。
ゴミ屋敷は早期解決をする事で「ゴミの撤去量」「ハウスクリーニング(現状回復)の作業内容」の費用負担が軽くなります。
行政の介入以外では、専門業者に依頼するしかなくなります。当社はゴミ屋敷の対応も経験が豊富ですので、必要であればご相談ください。